こんにちは、綾園 むろです。
今日は本業の就職支援についてのお話しです。
「面接では、どんなことを聞かれるんですか?」というご質問をよく頂きます。
就職面接は、受験者にとって、就職を希望する企業側との大事な接点の場。
場合によっては、30分~60分程度の面接で、合否が決まります。
たかだか30分といえども、大事な30分ですよね。
それだけ就職活動においては大事な「面接」について、今日はお話していきます。
面接は、何のために行うのか?
採用する側の企業が受験者をみて
「この人はわが社にとって戦力になってくれるだろうか」ということを見極めるために、
面接は行われます。
いろいろと対話をすることによって、受験者の“人となり”を理解する場です。
逆に、受験者にとっては「この会社は自分にあうだろうか?」ということを
見極める場でもあります。
“面接官が受験者を見る場”だけでなく、“受験者が企業を見る場”でもあると思います。
面接の流れは?
会社の規模や業種によっても異なりますし、決まった流れというものはないのですが、
おおよそ、面接官との質疑応答から始まり、企業側から会社の特徴や業務内容、
諸条件の説明があります。最後に、受験者に対して「質問はありますか?」という
問いで終わるのが一般的です。
先述したように、面接は、企業と受験者がお互いに見る場です。
そのため、面接官から質問されるばかりで、
会社側の説明をしてくれない企業は、あまり良い企業とは言えないと思います。
面接で必ず聞かれる“志望動機”とは?
面接ではほぼ100%、質問されるのが“志望動機”です。
「志望動機を答えてください」と聞かれることは稀で、
一般的には「どうして弊社で仕事をしてみたいと思ったのですか?」、
「どうしてうちの会社に興味を持ってくれたんですか?」というような
聞き方をされるケースが多いです。
この質問が出たときは“志望動機”を聞かれていることになります。
志望動機は、
・なぜこの業界を希望したか?
・なぜこの職種を希望したか?
ということを答えると同時に、
・なぜ(他にも数ある会社の中から)この会社を選んだか?
を明確に答える必要があります。
よくある志望動機のNG回答に
「御社の理念に共感し、志望しました」という質問がありますが、
面接官には全く刺さりません。もし、このような志望動機を答えるのであれば、
「御社の理念が、なぜ自分にとって共感に値すると思ったのか?
共感するということは、自分はどのようなビジョンを持ち、
この会社で何を成し遂げたかったのか。」ということを、
明確にかつ具体的に回答する必要があると思います。
志望動機に正解というものはありません。
単に、会社の理念に共感した、ということではなく、
・受験者自身が考える、その会社を選んだ理由
・なぜこの会社でないとダメだったのか
・入社後の意欲、成し遂げたいことや目標
・これまでの経験を活かせるか(特に中途採用の場合)
そのような視点を、志望動機の中に盛り込んでください。
面接でよく聞かれる質問とは?
業種や職種にもよりますが、次のような質問が一般的に多いようです。
・性格的な強み、長所や短所、または自己PR
・将来的な目標やビジョン
・これまで継続してきたこと
・これまでに体験した困難なこと
・受験した会社の印象やイメージ
・これまでの業務経験(中途採用の場合)
こういった質問が想定されます。
想定される質問については、ある程度、回答内容を準備しておいた方がよいと思います。
例えば「わが社にはどのようなイメージをお持ちですか?」と聞かれて、
「えっ、いやぁ、そうですね・・・」という回答では、
「本気でうちの会社に入社したいと思ってるの??」と面接官に思われてしまいます。
あまりにも暗記しすぎてセリフ口調になってはいけませんが、
自信をもって回答できるよう、
想定される質問についてはしっかりと準備をしておきましょう。
オンライン面接の注意点
コロナ禍の影響で一気に広まった「オンライン面接」。
主にZoomなどのオンラインミーティング機能を使用した面接です。
メリットとしては、わざわざ受験する会社まで出向くことがないので、
アウェイの環境を回避できたり、交通費などの費用負担が軽減されたりします。
一方、デメリットとしては、
オンライン面接では「真意や熱意が伝わらない」ことがあります。
面接官のホンネとして、「オンライン面接も便利だけど、
最低でも1回は対面で面接したい」という声をよく聞きます。
それぐらい、オンラインでは伝わりにくい、
相手をより正しく理解しにくい、ということです。
また、オンラインで受験する環境(騒がしくない場所や電波環境の良いところ)を
整備しておく必要があります。
オンラインで受験する際は、部屋の明るさ、
目線の位置(見上げたり見下ろしたりしない)にも気を付けて、
身だしなみは対面時と同様に整えておいてください。
これ聞かれたら、どう返す?
クライエントさんからよく聞かれる質問をまとめておきます。
面接官から「質問ありますか?」と聞かれて「ありません」と答えてしまうと、
面接官の心境としては「興味がないのかなぁ」と思ってしまいます。
それでも、質問したいことがどうして無い場合は、
「お聞きしたかったことを詳しくご説明いただきましたのでよく理解できました」と
切り返してみましょう。
面接官があえて高圧的な態度で質問することを「圧迫面接」と言います。
特に営業職や販売職のような「接客」をともなう職種の場合、
お客様から理不尽なことを言われた場合でも冷静に対応できるか、
ということを、面接官は見ているわけです。
もし高圧的な態度で質問をされた場合も、冷静に笑顔で対応してください。
部屋の中に椅子だけが用意されたような面接会場では、
自分の鞄をどこに置けばよいのか迷うところですが、
面接官より指示があれば、鞄を置くために用意された台に置くか、
指示がなければ椅子の横(左右どちらでもよい)に置きましょう。
また面接官から「座ってください」と指示があってから椅子に腰かけるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
面接官の心理は、「相手のことをよく知りたい」と思っています。
そのために様々な質問をしてくるわけです。
受験する方は、良く見せようとせずに、自分自身の特徴、タイプ、
強みをより良く知ってもらうように、一生懸命答えるようしましょう。
また、第一印象はとても重要です。
第一印象の決め手は表情、つまり「笑顔」です。
面接官とのファーストコンタクトでは、この笑顔が出せるよう、
リラックスすることを心がけてください。
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